数日前の寒気の影響で那須岳にも降雪が見られたようです。
快晴予報となった土曜日(11/3)に初冬の風景を楽しみに朝日岳~三本槍岳を登って来ました。

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紅葉シーズンの喧騒から一月余りが過ぎ、すっかり冬の装いとなった那須岳。
真っ赤なナナカマドの実が目立つポイントでは多くの登山者が立ち止まりカメラに収めています。

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登山道の日陰部分には雪が残っていますが、歩行には全く問題がありません。
念の為に軽アイゼンを携行しましたが、出番は無かったです。

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峰の茶屋跡を過ぎると西側の展望が開け、白くなった会津駒ヶ岳などの山塊が見えて来ます。
まるで屏風の様な峰々を眺めるのもこれからの季節の楽しみ。

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最初は茶臼岳のみの予定でしたが、天気が良いので朝日岳~三本槍岳を登る事にしました。

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霜が融けて滑りやすくなった岩場の登りはいつにも増して慎重になります。
朝日の肩から山頂を見ると北側の斜面が霧氷で真っ白!

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いつもは岩場を直登しますが、今回は霧氷を眺めながら巻き道経由で山頂へ。

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日陰部分の霧氷が見事でした。

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山頂からはいつもの眺望を楽しみます。

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霧氷と絶景を堪能した後はスリッピーな岩場をへっぴり腰で下山します(笑)

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熊見曾根から燧ヶ岳~会津駒ヶ岳~三ッ岩岳~会津朝日岳の大パノラマ。
少し北寄りには浅草岳~守門岳など越後の山々まで。

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1900m峰から縦走路を振り返って。

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周辺には小振りながらも岩に付着したエビの尻尾が多数見られます。

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1カ月前に紅葉を楽しませてくれたツツジの木にはキラッキラの霧氷。

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眼下に清水平、前方に三本槍岳のお気に入りのアングル。
辺り一面が白い霧氷ヶ原(雪原)となるのはもう少し先の様です。

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清水平から先の登山道は霜や雪が融けて泥道天国。
多くの人が尻もちをついてズボンを汚していました。

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三本槍岳山頂の手前から振り返って。
それぞれのピークがずらりと並ぶ光景はダイナミックそのものです。

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そんな景色を満喫しながら三本槍岳山頂へ。
山頂からは360度の大展望。
やや雲が纏わりつき始めているものの、冠雪した飯豊連峰も見えます。

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ここで暫しのランチ休憩としましたが、その前に山頂から少し北側に下ってもふもふの霧氷を堪能。

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平凡な言葉しか思い浮かびませんが、まるで白い珊瑚の様ですね。

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こんな美しい景色を見てしまうと、後ろ髪を引かれつつの下山となるのは毎度の事。
また近いうちにトキメキとの出逢いを求めて再訪しましょう。